Unsung Weavers

まだブランドとしては若い。といってもやってることは全く若くない。

デザイナーのエリナは出身であるギリシャで建築学を学び、その後ロンドン芸術大学を卒業後、Unsung Weaversを始動。


昨日のブログでも少しお話ししましたが、Unsung Weaversの服は全て100年前のギリシャのブランケットを使って、ハンドメイドで製作されています。

生地は当時にギリシャのペロポネソス半島のカルカディアンという場所で作られたもの。その地域では、100年以上前から生地職人さん達が多く生活されており、各家族で衣類、ブランケット、毛布などすべて作っていた。

羊の毛を刈り、糸を紡ぎ、織り、それを川床に何日も浸し防水、耐久性をつけ、天然の植物などで染色する。彼女も言っているが、今残っているそれらは、文化遺産の産物だと。




単純に100年前のブランケットってやばい。

ブランケット自体がすごく貴重ですが、それを裁断してハンドメイドで服を作る。

しかも1枚のブランケットで、最大でたった2着までしか作れないみたいです。




彼女との会話の中で印象的だったのが

「モダンとアンチモダンを融合させたいという衝動を感じた。そういうモノが時代を超えた感覚を与えてくれるのではないか」


その言葉通り、もう見た目はヴィンテージ。ムダな装飾はしない、手縫いというアナログ手法でこそ伝わる味。ただ着ると、現代の匂いもするというか、カッティングや程よい立体感からはそれを心地よく感じれる。

当時の羊飼いや僧侶の衣服をベースにオリジナルのパターンで制作しており、全てのルーツは100年前のギリシャがベース。恐ろしいこだわりだ。



今回は3色。

シルエットはガバッと羽織る感じです。




Earthy brown

One Size 

 wool made in Greece one hundred years ago



Monochrome blue 

One Size 

 wool made in Greece one hundred years ago




Grey with red patterned sleeve

One Size 

 wool made in Greece a hundred years ago


上の2つは厚手で身幅広めのボックスシルエット。

1番下は上2つに比べると生地はやや薄め。ウエストにややシェイプがかかる、少しロング丈なシルエット。意外と重いという感覚はないと思います。



インナーにはニット、スウェット、幅広くいろいろ着れそうです。

個人的な気分の話ですが、襟付きのライトアウターをインナー使いして、ガバッと羽織った感じも好き。マフラーも相性いいですよ。






実は、彼女自身が刺繍柄などを施したパターンなどもあるのですが、今回はオーダーせず、この100年前のブランケットの素材だけで形成されたコートが欲しかった。

独特の色。肌触り。強いけど、優しいオーラ。

思いっきり体感して纏ってほしい。






明日から販売です。

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