オープン時からお取り扱いさせてもらっているジャックムス。他の取り扱いブランドもそうですが、私はどうしてこのブランドが好きなのか。取り扱っているのか。とよく考えてしまう。もう職業病。
ジャックムスをイメージした時に最初に海と山のある街が頭をよぎる。伝統に基づいた服ってわけでもないのに、まず街が浮かぶってところが面白い。
パリではなく南仏の情景。
この街の場所やモノ、場面であったり、そこに暮らす、暮らしていた人々を切り取り編集された服。この服からはダイレクトにその濃い匂いが伝わってくる。
私はそのリアルさこそジャックムスらしさだと思う。
例えばこのリネンのシャツもそう。もちろんパターンや素材が素晴らしい前提での話ですが、南仏の海辺のレストランだったり、海岸沿いを歩くおじいちゃんだったりを私は想像してしまった。その気分で着こなしのイメージも湧いてくるし、また自分の暮らしやスタイリングでどう表すか。匂いを感じれる服ならではの感覚になれる。
また、ご存知の通り南仏は多くの画家が愛し生活した街がいくつも点在する。
アトリエジャケットやカバーオールを合わせたような、ただ明らかに2サイズほどでかいシルエット。ファッションの視点というより、この街の人々の暮らしの重なり合いが見えるところに愛着を感じるし、なんせ着たらかっこいい。適当にスタイリングして、潔くガバッと羽織る。そんでサングラスして出掛ける感じ。
こちらもワークジャケットとフロントはテーラードのような二面性。この定番のテーラードとは違う、をどう崩して着るかみたいな楽しみがあります。ちなみに写真は南仏のニースにあるマティス美術館に行くイメージ。もちろん私だけのイメージです。あと写真には写ってないですが靴はコンバースで合わせてました。
こっちはバンズで。
今回は以前よりも、より抽象的なアイテムを好んで選んだ。言葉にしにくい曖昧な色やデザイン。ただしっかりと"らしさ(匂い)”はあり、ジャケットの色味1つとってもなにか気付けたり、色々と想像できると思うんです。
忘れがちですが、海外の服ってロマンがある。その気持ちで着て欲しいし、自分なりの情景を浮かべ心の中でイキって欲しい。ジャックムスは合法です。
皆様のご来店心よりお待ちしております。
※本日のストリップスのインスタ投稿に他のアイテムも載ってますので、ぜひそちらもご覧ください。
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13:00-19:00(closed Wednesday)