ルティスから春のジャケットが届きました。
フレンチシェフが着るジャケットにインスパイアされたTirel。
Tirelという名前はフランス料理の創業者とみなされているギヨーム・ティレルに敬意を表し名付けたという。
このTirelもシェフの服らしくディテールは控えめで袖ボタンはない。
フロントも4つボタン。ボディはサイドに切り替えは入るがそれ以外はダーツもなく、余白たっぷり。
デザインはアレに似てるような、、でもそれよりもシンプルであり削いで削いで削ぎ落とされたジャケットです。
シンプルが故に、一本一本のラインに、こんなにもかと作り手の技術や縫製の美しさが滲み出ており染みてくる。
裏地も完璧。
生地はイギリス産の薄い柔らかウール。カラーはblue-greyという色味で注文しグレーを基調としながらも光に当たるとほんのりブルーに映ります。
このサラッとしたウールは肌とジャケットの間に流れる春夏の暖かい風が最高だと思う。
バックボーンはあるが、この余白を楽しんで下さい。と言わんばかりのTirel。他のモデルに比べそれが大きい分、自分での味付けの幅を広くし、ふざけながら楽しみたい。
strips st
13:00-19:00(closed wednesday)