パリ1区、ファッションテーラー





「どうしたらもっと可愛い店になるか」

「どうしたらもっと可愛い服が作れるのか」

だけを考える日々!が、私のParis生活!

その環境を求めてここファッションの世界の頂点であるParisに来ました。


上記はVorterano のインスタの投稿文章です。


パリ1区、ルーヴル美術館近くにお店を構えるVorterano

この場所にこんなやばいテーラーが居るのかと思うほど、岡本さんは情熱に溢れています。そして唯一無二。




去年の秋冬にベストと手縫いコートを作って頂きました。今回の目的は秋冬のジャケットが欲しいと思い6月に訪問。

ただ、テーラードのようなバランスはしっくりこず、ワークベースも多すぎる。

もっと優しさのある岡本さんにしか作れないシャツをベースとした羽織りを相談しました。



シルエットは僕がパリに行ったタイミングでサンプルを作ってくれていたのですぐに決まったのですが、生地がなかなか決まらず。


120年続くパリの老舗生地問屋にも連れて行ってもらった。


これ確かめちゃくちゃ高かった気がする


うん、難しい。

いろいろ見ましたが、ファッションウィークでモードな世界や空気ばかり吸っていたのもあり、ラグジュアリーな生地はちょっと違うなと。


その時、岡本さんのお店で見せてもらっていた、いなたいフラノが脳裏に蘇りました。


展示会の合間も寄って生地をひたすら見た。
落ち着く店内。




スコットランド産。
世間に広く出回るフラノよりも肉感がありフカフカな生地。


生地からはカントリーな匂い。この”いなたい”フラノを最高な仕立て、手縫いも入る贅沢な工程で作るのは新鮮なバランスじゃないかと思ったのです。

RIERのコーデュロイパンツだったり、ヴィンテージスニーカーやサロモンで合わせて、いなたさとシティのハイブリッドで着たい。






脇の切り替え、袖の切り替えにもハンドステッチが入る。

袖だけ裏地を。シャツジャケット系です。
袖、裾のステッチもかわいいな。

襟立てても。襟裏もVorteranoは素敵すぎる。




毎度のことながら、ボタンホールもフルハンド。
見た目も違うし、触ると感動。
こういう積み重ねで特別になっていく。そして、このカラーめちゃくちゃお気に入り。実物はもう少し水色です。


まだまだ細かい仕様はありますが、気になる方は店頭で聞いて下さい。


RIERのコーデュロイにサロモン。Kokiさんの迷宮入りバッグ。


この写真の色味が実物に1番近い。かすれた水色が最高。




生地のカラーは僕が選びましたが、ステッチやカラー合わせはすべて岡本さんにお任せ。この柔らかいレッドは可能性を感じます。


どうですか?シャキッとも着れるし適当にも着れるジャケットだと思います。凄いジャケットができたと思う。

新しい気持ち、スタイリングで試してみて下さい。感動すると思います。本当に。。



手縫いシャツブルゾン
¥220,000(242,000)

最後に。
岡本さんは、ただただもっと良いと思う服を作る為だけに東京の顧客を置いて、Parisにお店を構えました。凄すぎます。そして日々、パリの人々を驚かし自身も常に進化しています。岡本さんの服には行動力、スキル、センス、パリの風が詰まっている。ST、HWにて販売ですので、ぜひ。
日本人が作るMADE IN FRNCE 最高です。


PS 岡本さんから購入された方へのメッセージ

よろしくお願いします。


ST POUR HOMME 
HW POU HOMME