今年で3回目。毎年恒例になってますが、今年も11/1(土)から手縫いコートのオーダー会を行います。
前回と同じだけでなく、今の気分をより反映しました。今年はよりシックに。派手さはないが”熱”は詰まってます。
今回はグレーのみです。(生地見本はあるので前回までのような柄物もオーダー可能です)
この写真で見てもほぼわかりませんが、生地の厚みや色味も若干だけ異なる2つのグレー生地でサンプルをご用意しました。(サンプルも購入可能)
どちらかのグレー生地からお選び頂き、ラグラン、セットインもどうするか。自分なりに最強グレーコートを作りましょうというオーダー会です。
相変わらず両面にビックリするくらい手縫いが施されてますが、デザインだけなく、ちゃんと意味のあるステッチです。
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| わかりにくいですが、左のセットインは同色のハンドステッチが。右は襟際には同色のステッチが入ってます。肩、ポケット、袖とレモン色の手縫いステッチが。 |
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| 後もそう。左は全て同色の手縫いステッチが。 右は肩と袖がレモン色で、襟際とセンターには同色のステッチが入る。 |
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| この距離だと同色でも見えますね。 |
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| 袖は裏を見ると、違う色のステッチが入る。 そう、わざわざ両面手縫いでステッチの色を変えてます。 |
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| ラグランの方は肩にはレモン色のステッチが。襟際は同色で。 |
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| 襟を立てても。そして毎度ながら、ボタンホールもすべて手縫いです。 |
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| 裏地には今回ビンテージシルクを。フランスのリオン産のシルクで、元々王族が使っていたのがリオン産のシルクみたいです。 こちらを何色かご用意して頂きました。 |
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| あいかわらず内側もすごい。 |
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| 生地をグレーと決めてる分、手縫いステッチのカラーを今回選べます。 といっても全箇所同色でも良いし、1,2箇所だけカラー入れてもかわいい。 サイズ違いで4着サンプルのコートがあるのでイメージしやすいはず。 こんな贅沢なオーダーありますか?もちろん多少のサイズやディテールも変更可能です。 |
(オーダー期間)
・ST 11/1(土)〜11/16(日)
・HW 11/22(土)〜12/7(日)
※僕も29(土),30(日)はHW店頭います。
(お渡し時期)
12月末〜1月中旬(岡本さんのご厚意でなるべく年内にお渡しできるように考えております)
(PRICE)
¥360,000(39,6000)
じっくりとオーダーを一緒に決めていきたい方は平日のみですがアポイントを頂けるとスムーズです。もちろん、フラッでもどうぞ。
合わせて手縫いスラックスも販売しますが、こちらは即売です。
<Vorterano 岡本さんから>
今回大下君と打ち合わせから一貫して設定したテーマは”冬のサントロペ”です。
サントロペは南仏の地中海沿岸にある高級リゾート地です。
夏は世界中から多くの観光客で賑わいます。
しかし一転してシーズンオフは静かな街に一変します。
それでも、あえてこの静かな時期のサントロペが好きでオフシーズンに訪れるフランス人もいます。
リゾート地を観光やヴァカンスでは無く自然に住んでいる様な日常を感じる為に。
しかも、フランス有数の富裕層の別荘があるサントロペ、そんな華やかな街のオフシーズンの日常を感じる生活の中に存在するアイテム。
これが私達の提案する世界観です。
ラグランとセットイン。
今回提案する2タイプのコートの最大の提案の特徴は『同じ様な色、肉感の生地をあえて2種類選んで提案している』事です。
通常アパレルブランドでは企画段階でどちらかを絞り込みます。
それぐらい大きな違いが色、肉感共にないからです。
今回はあえてこの微妙な違いを突き詰めた提案を大下君と私のコンセプトにしました。
1つ目の生地は少し薄手(パンツの提案でも使用)の生地です。少し色が濃い方です。
2つ目の生地は更に肉感ある生地で色は少し白みがあります。
1つ目の薄い生地は冬の代表的素材『フラノ』のコートでありながら、薄く、しなやかで季節を無視して秋〜春先までトレンチコートの様に軽く、サラッと羽織るタイプです。
2つ目の生地ははいわゆる『冬物のフラノコート』を感じさせる肉感です。
同じ様な色や肉感ながら、コンセプトを意識しながら試着して頂くと、
より『ストーリー』が見えてくると思います。













