5orders × A-MACHINE

 

久しぶりに5ordersが入ります。今回は5ordersのデザイナーである金井くん自身がメインで行うA-machineと協業で製作されました。


というのも、今季A-machineで発売しているホックニーの手書きシャツは知ってますか?普通のチェックシャツに見えて一本一本すべて手書きで線が描かれたシャツがあるのですが、この試し書きや下書きで使った生地を今回5ordersでは新たな価値と見出し使用しました。


今季のホックニーシャツ
これも大好きでたくさんオーダーしました。残りはレッドとブルー/イエローです。



ペンのかすれ具合や線のバランスを下書きした生地。
ホックニーシャツと同じ生地です。

少し遡り、ホックニー手書きシャツが今季STの店頭に並ぶ少し前、金井くんから下書きで使った生地がすごく面白いかもと連絡を頂きました。(上の写真)


意図せず生まれた適当なペイント生地があるんですが使い方によっては、というかコレを5ordersで使う事ですごい事なりそうです。。と言っていたのです。



偶発的に生まれた生地に圧倒的な”手間”を掛け完成させたシャツは計4着のみ作れました。この時点でもうビジネスとは無縁のシャツだと認識できます。


レッドベースは2着あります



わかりますか?このペン跡とは違う、点、点、点。
表面に見える点はすべて星どめ(手縫い)で縫われています。


ペン跡に合わせて星どめカラーも変わる。




僕はこのシャツを見たときに”金継ぎ”のような感覚を覚えました。
金継ぎはご存知ですか?
陶器が割れたときに、職人は割れ目を隠すことなく、金色の線を作り出し補強し、その線を目立たせることで全く新しい価値の陶器を生み出すのです。





手間も圧倒的だと思いますが、この生地にここまでやろうとは思わない。
普通は高級な生地を使ったり、わかりやすく”様”になる生地を使うはず。




1着縫うのに相当な時間がかかっているので決してお安くないです。

そして説明だけでは腑に落ちない難解なシャツ。販売する側の僕もお客様にとっても”価値観”という目線で見るとかなり理解しにくい服だと思うんです。


でもね、そもそも良いと思ってる服は、そりゃ買った時はすごく満足度が高いと思います。そりゃ間違いないです。

でも、よくわからないけどなんか気になる。わかんないけど、良いかも。コレってどうなってんの?と気になる服って、スルメみたいな存在だと思うんです。流行りとも無縁ですし。

その価値に気付いたら、いや気付けたら、それ無しでは生きていけないくらい好きになってる事が僕はあるんです。


PONTEを初めて見た時もそうでした。

PONTEに出会う前の自分と出会った後の自分では視点や感覚が全く違う。このシャツを見たときにその感覚を思い出しました。





そしてこのご時世、見渡せば今すごく買いやすい値段で”様”になる服で溢れています。


情報もすぐキャッチでき、フォロワー数、ブランドの立ち位置など背景込みでの服選び方が支流になっており、直感を使う場面が減っていると感じます。

だからこそ、その地点から1番遠い存在だと思えるモノが面白いものになってくる。

全く違う方向に振り切って、理解されなくて、意味のわからないシャツが4着くらい世の中にあっても良いと思う。センスと直感でこのシャツは感じて着て下さい。



明日から販売です。サイズは最大サイズ4がメインです。デザイン的にもガバッと大きめに着たい。ショーツにもフルレンにも良い感じ。魅力を感じてもらえると信じています。







Drawing Crust Shirt 

¥150,000(165,000)